209系ー置き換えレポートー第一回「209系の生い立ちと概要」


第一回は、209系の設計思想と、概要を見ていきたいと思います。


1.209系の設計思想

209 系は、1992年に設計された901系(後の209系900番台)の量産車として生まれた車両である。209系は、国鉄時代の車両である103系の寿命が 迫っていたため導入された。しかし、当時の経済的観点から、従来まで導入していた205系とは違う大幅なコストダウンを図った新型車両の導入が行われるこ とになった。209系〜の新型車では、「重さ半分、価格半分、寿命半分」の設計思想で製作されている。重さ半分とは、VVVFインバーター導入による重量 の軽減などを表し、価格半分は大量生産による大幅なコストダウンを、寿命半分は、従来の電車とはことなり、車両の減価償却期間の13年で廃車にできる車両 である(経営への支障がない)ということを表している。(よく、13年でボロになると勘違いされる場合が多いが、13年後に電装品を更新してまた13年使用することができるようになっている。)


2.209系の活躍

209 系(901系)は、1992年5月7日に運転を開始、当時は「21世紀の通勤車」として、かなり斬新な車両であった。また、デザインは京阪の新塗装のデザ インや、JR各社のサイン表記のデザインを担当しているGKインダストリアルデザインが手掛け?て、グッドデザイン賞を受賞した。901系には、一時期、 乗務員室扉と、客扉の間にシールが掲出された。また、混雑改善のために、6扉車を導入。0番台78編成すべてに6扉車が入ることになった。そのため、後 に、6doorsシールが貼り付けられ編成組み換えが行われた。また、蒲田電車区構内で脱線事故を起こし損傷したウラ64編成の先頭車1両は、東京総合車 両センターで解体され、代替車が製造された。


3.209系500番台が運転開始!

21世紀に入り、京浜東北線にD-ATCが導入されるのに際し、209系500番台が、2編成三鷹電車区から転属、配置された。500番台は、全車シングルアームパンタグラフの編成で、拡幅車体により、定員数の増加を可能にした。そのため、6扉車は連結されずに終わった。


今回はたらたら適当に概要並べるだけで終わりましたが、次回からは、試作車の離脱など、廃回前夜の動きを見ていきたいと思います。


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